5泊6日の旅行の2日目の午後、自転車で関門トンネル人道を通るべく赤間神宮から移動してきました。(2022年5月1日)
赤間神宮からは歩いても来れます。
が、さらに歩いて780mあるトンネルを下関側から歩いて門司側に行き、引き返してくることを考えると相当疲れるものと思えたので、
「自転車でトンネル内を通行しよう!」ということにしました。
人道入り口の前は国道2号線で、壇ノ浦古戦場。
トンネル人道内は自転車に乗ったまま通行できない
関門トンネル人道の通行料は歩行者なら無料、自転車・原付は20円です。
20円は下関側の入り口前に料金箱が置いてあるのでそこに入れます。
門司側から入る場合は料金箱は門司側には無く、「下関側に置いてある箱に入れてください」となっています。
自転車で通行したいと思い、事前に調べたときに「軽車両は押して歩きます」となっていることを見落としており、入り口に来てからそのことを知って、
「えーっ?!!!」となってしまいました。
自転車を押して(兵庫県・和歌山県では’つく’とも言います)歩くのはただ歩く以上に疲れます。
楽をしようと自転車で通ることにしたのに降りて押さないといけないとは痛恨のミス!
と、いうことで20円を箱に入れ、エレベーターに乗って地下に下ります。
トンネル内は下って上って
トンネル人道は車が通る関門トンネルに併設されており、橋より少し東側に位置しています。
海底トンネルなので下ってから上って反対側に出る構造になっています。
人が多い時には写真を撮ることが憚られるので撮るタイミングが難しい。
もっと言えば無人であれば自転車に乗って行こうかという邪な考えが浮かびましたが、そんな状態になることはありませんでした。
県境は映画『チルソクの夏』のロケ地
山口県と福岡県の県境の表示があるところでは常に誰かが写真を撮っています。
ここは映画「チルソクの夏」のロケがあったところで、下関の女子高生・郁子が下関の高校生・安くんに「ここまでが山口県、ここからが福岡県」と説明するシーンに使われています。
「そんなこと韓国人に説明してもなぁ」とは思いましたけど。
門司側は下関側に比べて何も無い
トンネルを抜けてきて門司側のエレベーターホールまで来たところ。
エレベーターで上がって来て地上に出て来ると下関側に比べて明らかに人や車がいません。
門司側の入り口。
こちら側は観光施設や駐車場がほぼ無くて、拍子抜けするほど静かです。
観光客も、下関側からやって来るとそのまま折り返すしかありません。
歩いて行ける範囲にほぼ何も無いからですね。
門司側から対岸の下関側を望む。
壇ノ浦をお互いに挟んではいるのですが、門司側は何事も無かったかのようにあっさりしています。
歩いてここまで出て来ると「歩いてまた戻るのか」となるかも知れません。
トンネル内にはそもそも何もなく(水族館のように海中が見えるわけでもない)、ただただ「歩いて関門海峡を渡った」という経験が旅の思い出として残るだけかも知れません。
ちなみにトンネルは片道10分ほどで歩いて出られます。
今回私は自転車なので、すぐに引き返さずに門司港の方へ行ってみました。