ヴェルサイユ宮殿の入り口近く。街のカフェレストランで朝食を食べている間に客がどんどん増えてきた模様。(2015年12月31日)
ヴェルサイユ宮殿は予約をしていても長蛇の列
いろいろな所に旅行に行きましたが、こんな長蛇の列に並んだことはありません。
もちろん、これ以上の列の所もあるのですがそんなところで並んだことがありません。
予約はしているのですが、とりあえず列の最後尾に並びました。
列はいくつか折り返しているので、数百メートルありそうです。
「これ、チケット購入の列じゃないのでは(自分はミュージアム・パスを持っていた)?」と思っても、先頭の方まで見に行く余裕がありません。
同じことを考えている人たちは他にもいるようで、係員が近くを通った時に訊いている人がいました。
「自分たちはチケットを持っているんだけど」
「では今いる列にそのまま並んでいてください」
チーン!でした。
と言うことは、当日チケットを買う場合は入れるかどうか怪しい。
入れたとしてもものすごく待ち時間が長そうです。
入場料は18ユーロぐらいです。
宮殿内は順路に従って進んで行く
入場して建物に入ると、あとはぞろぞろと順路にしたがって進んで行きます。
前日に入ったルーブル美術館の様には自由に見てまわれません。
立ち止まって見ることは出来ますが、逆方向には進めません。
ぞろぞろ進んではいるのですが、どのあたりにいるかが分かりにくかったので近くにいた黒人の係員に、
「このまま進めば『鏡の間』に行けますか?」と訊くと、
「Yes」の声を聞いてすぐの部屋が『鏡の間』でした。
鏡の間は順路に沿って歩いていると必ず通る
係員に質問した位置から直角に曲がる、2階の長い廊下のような所が『鏡の間』。
私が質問した場所からは見えていないのでした。
係員は『鏡の間』の入り口に立っていたので、「?」な感じの反応でした。
豪華絢爛で明るい部屋。
『王妃の寝室』。こんな部屋では寝にくそう。
昨日のルーブル美術館で見逃していたダビドの『ナポレオン1世の戴冠式』。
チェンバロか何かの様。
「戦史の回廊」。『鏡の間』を通り過ぎると徐々に渋滞が無くなりました。
高校生ぐらいの女の子たちが大声で「フランチェースカ!フランチェースカ!」と、はぐれた友達を探している様子。
それを見ていた年配の女の人が静かにするように注意をしていました。
どこの国にでもこんな子たちっているんですね。
ちょっと面白かったです。
興味もない所に連れてこられたのかも。
庭園は遥か向こうまで続いている
外に出てくると意外にも日本の学校の運動場のような真砂土。
「何これ?外構は未完成?」と思ってしまう地面の仕上がり。
娘は他のカップルに「シャッターを押してもらえますか?」と頼まれていました。
遠近法が使われているようで、かなり向こうの方まで広がりを感じます。
私たちが帰るころには入場待ちの列も解消されていたので、入場時刻は一考の余地ありです。
日本のお城やお寺は早く行った方が良いことが多いのですが、ここはそうではないかも。
ここに来るまでにパリ市内からだと1時間から1時間半ぐらい。
見てまわるのに私たちの場合は2時間ぐらい。
細かく見てまわる場合には観光が1日仕事になってしまいます。
旅行中のパリでの滞在時間を考えるとスケジュールをよく練らないといけませんね。
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