バンコクでの人気アクティビティの一つ、実弾射撃。
旅行2日目の午前中にホテルに迎えに来てもらって、車で射撃場まで連れてきてもらいました。
BKKシューティングで実弾射撃
BKKはバイク・川崎・バイクではなくてBangkokのことです。
施設はタイ国家警察!のもので警察官のアルバイト!になっているようです。
このあたりがいかにもタイらしいところ。
日本の大型連休中(12月30日)だったので、
「今日は予約がキッチリ詰まっている」との事でした。
その中に滑り込めたのはラッキーでした。
BKKシューティングは有名
さんまのからくりTVでも取り上げられたようです。(H.P.より)
北陽とローラが来て射撃をした模様。
バンコクには実弾射撃場がいくつかあるようですが、BKKシューティングのHPでTVでも取り上げられたことを知りここを選びました。
ホテルまで専用車で迎えに来てくれる
ホテルのロビーで待っていればそこまで呼びに来てくれます。
これはゴルフをする時に送迎を頼んでも同じです。
外で立って待っている必要はありません。
場所はドンムアン空港の近くの警察の施設
アソークにあるフラマからは40分程度で警察の施設に着きました。
我々が行った日は休日だったので警察の人はほぼいませんでした。
無人の警察施設の中にある射撃場のみ使用している状態でした。
雰囲気は東南アジアを含めた外国のこういう感じに慣れていないと「何か怪しくて危険な雰囲気」と感じるかもしれません。
ですので、女性だけのグループではお勧めしません。
先ずは銃の扱いについての説明を受ける
防弾チョッキを着るのですが、これが警官用の物そのものな感じ。
ショーケースの中には色々な拳銃等が置かれています。
我々が予約したパッケージは22口径ライフル、自動拳銃(コルトガバメント、グロック)、リボルバーだったのですが、357マグナムに関しては、
「弾はマグナム弾ではありません。マグナム弾は防弾チョッキを突き抜けてしまいますから」
とのこと。
ヒェーっ、恐ろしい!
ということで弾は普通の38口径のものらしいです。
やり手と思われる日本人の方が常駐しておられます。
手広くビジネスをされておられるようでした。
この方から銃の扱いについてレクチャーを受けます。
現役警察官が付きっ切りで指導してくれる
射撃場の雰囲気はゴルフの練習場に似ています。
ゴルフの練習場を小さくしたような感じです。
タイのゆるーい雰囲気が漂っていて好きです。
銃の扱いに関しては事前にレクチャーを受けているのですが、セットアップ等も含めて警察官が付きっ切りで面倒を見てくれます。
そうでないと滅茶苦茶危険ですもんね。
先ずはライフルから。
めっちゃへっぴり腰で撃っています。
その姿の写真や動画を自分たちのスマホを使って「これでもか!」と言うほど撮ってくれます。
後でスマホを確認すると連写やら動画やら白黒やらで角度等を変えていっぱい撮ってもらえていました。
このあたりの顧客サービスは見習いたいところです。
22口径ライフルは割とおもちゃ感覚だが決しておもちゃではない
もちろん殺傷能力のある武器なので危険ではあるのですが、弾の威力としてはやはり22口径ゆえに「弱いのかな?」と思える「パンっ」という軽めの音がします。
反動もあまりありません。
なので肩が外れたり痛くなったりすることはなさそうです。
何発か撃つと的に当たり始めました。
実戦では22口径だと頭や心臓に当たらなければストッピングパワー不足でそのまま反撃を受けそうです。
拳銃は思ったより普通に撃てるがやはり危険な感じ
先ずは自動拳銃のグロックから。
しっかり両手で構えるように指導を受けています。
グロックは撃ちやすい銃でした。
引き金に触れなければ落としても暴発することが無く、また安全装置を自らが掛けたり解除する必要がなく、引き金を引きさえすれば必ず弾が出るように作られています。
ですので事前説明でも「打つ時以外は絶対に引き金には触れないように。」と厳しく言われました。
この銃が世界中で使われている理由がよくわかります。
連写してもらっているのでバレルが下がっている所も写真に写っていました。
両手でしっかり固定していないとジャミング(排莢不良、薬莢がうまく外に飛び出さず中で詰まってしまうこと)を起こすのだと思います。
この時はそういうことはありませんでしたが、排莢された薬莢が頭に「ポコン、ポコン」と当たります。
そばで見ていると「めっちゃ間抜け」に見えたらしいです。
こっちは、当たっていることはもちろんわかってはいるのですが一生懸命集中して撃っているのでついてくれている警察官に「あのー、薬莢が頭に当たるんですけど」なんて言えませんでした。
リボルバーは拳銃らしい音がする
リボルバーは自動拳銃に比べて音が大きいので「銃を撃っている」感がより感じられます。
これにサプレッサー(サイレンサー)をつけても無意味なことがよくわかります。
全弾打ち終わると警察官が新たに弾を装填してくれます。
この後、数発撃ってプログラム終了です。
警察官には次から次へとテンポよく打つよう言われるのであっという間に終わってしまいました。
許されるのであるならば、もっと一発一発噛みしめるように味わいながら撃ちたいのですが、時間が許さないようです。
警察官にはチップを渡す
事前に日本人のインストラクターから「終了後に警察官に200バーツ(700円ぐらい)を渡してください」と言われていたので、「コップンカップ」と言いながら渡しました。
サングラスの奥で微笑んでいるように見えました。
200バーツは4時間一緒にラウンドして世話をしてくれるゴルフ場のキャディさんに渡すのと同じ金額です。
二人分で400バーツ。
実際についているのが15分程度なのでそりゃー微笑みますよね。
終了後はスイカを頂く
最後はスイカを頂いて終了。
マッサージ屋さんでもよく出てくるスイカ。
ちょっとしたサービスなんですが、コストも掛からずお客さんには「もてなされている」感が与えられるのでとってもいいサービスだと思います。
この後、ホテルまで送り届けてもらえます。
怪しい人も撃ちに来る
我々がスイカを食べている時に次の団体が入って来ました。
日本から来た数人の男の集団で、どっからどう見ても普通の人たちには見えませんでした。
みんな、銃を見てすごく楽しそうでした。
「へぇ、こういう人たちもここに撃ちに来るんや。へぇ。練習かな?」って心の中で思いますが、無意識に思った事が口からは出ないように気を付けておかないと・・・。
射撃体験は日本男児には是非してもらいたい
私が子供の頃は、父親が地元の猟友会に入っており、鍵が掛けられたロッカーには散弾銃が常に置いてありました。
猟にもよく連れて行かれたものです。
帰ってくると父が銃の手入れをしていたので、私にとっては銃(散弾銃)は身近にあるものでした。
今では全国的に猟友会のメンバーも少なくなり、害獣駆除にも支障をきたしているのだというニュースをテレビで見かけます。
日本には幸せなことに徴兵制度がありません。
したがって銃火器を扱う経験は限られた人にしかありません。
それはそれでとても素晴らしい環境にいることの証なのですが、備えあれば憂いなしという意味からも体験ぐらいはしておいて損はないと思います。
「俺、ほんもんの銃撃ったことあるで」とか「アウトバーンの速度無制限区間でアクセルべた踏みしたことあるで」「スカイダイビングやバンジージャンプしたことあるで」などはバケットリストの中身を消化するのに貴重な体験だと思います。
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