ミラノの朝
ホテルのすぐ前。メトロの駅があります。今回、メトロは利用しませんでした。
その先にはラウンドアバウトの案内標識が見えます。
道という道はこんな風に路駐の嵐
こんなん走ってます
ミラノでメーデーのデモ
途中の通りでこんなのしてました
「一つの世界、一つの階級」と書いてあります。
笹川さん風にいうと
「世界は一つ、人類は皆兄弟」
どうやらコミュニスト(共産主義者)のデモのようです。
ビラを配っていたのでもらって見てみるとやはり「COMUNIST」の文字が。
あとはイタリア語なので読めません。
日本でいうところの「赤旗」みたいなものですかね。
日本で共産主義者がこんな規模でデモをやっていたら公安がピリピリするのでは。
警戒に来ているのか警官もいます。
POLIZIA
興味深いので少し話を聞こうとビラを配っていたおじいさんに
「Do you speak English?」と、訊くと恥ずかしそうに苦笑いしました。
この辺りは日本人と同じで、「英語が喋れないのは恥ずかしい」と思うのかもしれません。
イタリア人は意外に英語が話せない、という人もいますが年齢によるのかも知れません。
イタリアを旅行していると、いかにヨーロッパの言語(この場合はロマンス諸語)がお互いに近しい関係にあるのかがよくわかります。英語も含めて単語のスペルがよく似ているのです。
私は独学でスペイン語やポルトガル語も少しかじったので本当にそう感じます。
麻薬中毒者のために寄付
何かの警戒にあたっている人たち
ガレリア近くで麻薬中毒者の更生のための寄付を呼び掛けていました。
「日本人か?」と呼び止められ
「そうだ」と、言うとタグのついた署名ファイルをめくって日本人のページを出し、
「名前だけでも書いてくれ」と言われたので署名しようとすると、たくさんの日本人がサインしている名前の右隣に「donation」の文字とともに「40ユーロ」とみんな記入しているではないですか。
やっぱりね。名前だけじゃないやん。
「いくらでもいいのか?」
「いくらでもいい」
「じゃ5ユーロ」
「もっとして欲しい。僕も麻薬をやっていたんだ。」
そんなことは知らんがな。
「はい、5ユーロ」
気は心、なのでは。
恵まれない子供たちへの寄付ならともかく麻薬中毒者はねぇ。