アウトストラーダは快適な高速道路、制限速度は130Km/h
レンタカーを借りたミラノ中央駅からランボルギーニ博物館までは約200Km。
ノンストップで走れば2時間かからないはず。
ミラノ市内はちょっと走りにくい
ミラノの市街地は石畳でかつトラムの軌道があるのでちょっと走りにくい感じです。
左ハンドルは父の車やレンタカーで今までにも何度か運転しているので問題は無いのですが、右手でマニュアルのシフト操作を行うのは初めてで、加えてルノー・メガーヌのシフトの入り具合が慣れていない入り方をするので1速と3速の違いが当初わかりづらく、最初の5分ほどの間に3,4回エンストしました。
1速の手前にバックギアが位置しているので(それが後で困ることになるのですが)左いっぱいにシフトノブを倒すのが怖くて3速に入ったまま(本人は1速に入れてるつもり)スピードを止まる寸前まで落とすためにエンストします。その度に後ろからクラクションを鳴らされて、恥ずかしいです。
少し走ると慣れたのですが、それまではとにかくゆっくり走っていました。
トラムの軌道もあるのでそこを走っていいものやらダメなものやらも最初はよくわかりませんでした。軌道上を走っている車はいるんですけどね。
アウトストラーダの乗り方、インターチェンジの乗り口に来た時にどうするか?
アウトストラーダ、ミラノ南の入口料金所ゲートです。
一応Googleのストリートビューで予習はしたので、道の雰囲気は事前に掴めています。
こんな風景のところで曲がるんだ、とかね。
便利な世の中になったもんです。
黄色の表示は”TELEPASS”と書いてあります。
日本のETCと同じようなシステムらしい。
現金払いするので「biglletto」のゲートへ。発音は「ビリェット」かな?
(ブラジルの)ポルトガル語を勉強したことがあるのですが発音は「ビリェッチ」でした。
似てますね。
チケットが出ていなければ右の赤いボタンを「パコッ」と押して出します。
左の小さい四角の赤いボタンは「助けが要るなら押して係員が答えるまで待ってね」と書いてあります。
チケットです。MILANO SUDはミラノ南の意味かな?
カーナビにオプション料金は払わなくてもどうせ車には付いている?
レンタカーを予約する時にナビにオプション料金を払ったのですが、
実際には取り外し式のポータブル・ナビではないので、
別料金を払う必要はなかったと思います。
これ以後、ナビに別料金を払うことはしなくなりました。
そもそもモバイル・ルーターを借りているので
ナビはiPhoneやIPadでも用意しています。
ただ、普段から地図の縮尺が操作しやすいカーナビの方が使い易いと思っているので
この時も結局、運転中はカーナビを使いました。
昼間でもライトをつけて走らなければいけないのでナビが夜間状態です。
使い方が分からないのでナビの画面だけ明るくする方法が分かりません。
自分でいじっている余裕もありません。妻は触れようともしません。
高速では制限速度がナビに表示されるので便利です。
自分は普段は古い車に乗っているので日本ではどうなっているのか知らないのですが。
苦肉の策で時々ヘッドライトを消してナビを明るくします。
アウトストラーダは走りやすい
アウトストラーダは130Km/hが制限速度で、一番右の車線にはトラックやトレーラーが行儀よく連なっています。
乗用車は真ん中の車線を走り、一番左の追い越し車線は空けてあります。
日本もこうなっていて欲しいものですが、制限速度をこのぐらいまで上げない限りは遅い車が追い越し車線を走り続ける状態は無くならないと思われます。
100Km/hだとどんな車でもどんなドライバーでも出せますものね。
時速130Kmでの巡行はいたって快適です。
遅すぎてイラつくこともなく、速すぎて疲れることもありません。
走行車線を制限速度130Km/hで走っていても追い越し車線を速い車が追い越してゆくのは日本と同じです。
追い越し車線と分離帯までの距離を見てください。
まるで首都高や阪神高速なみに余裕がありません。
ここをメルセデスやマセラティが結構なスピードで追い越してゆきます。
ここをぶっ飛ばす勇気はまだありません。
道が真っ直ぐで巡航速度があまり変化しないので基本、6速に入れっぱなしです。
道中こんな風景ばかりです。北海道の様です。
ロンバルディア平原だったかな、田舎ですね。
ポー川流域はお米の産地でもありますね。
日本の本州ではこんなに平らな土地をこんな風に使っているところは無いかと思います。
ミラノから200kmぐらい走って来て雨が降ってきました。
ワイパーが右ハンドル車とは反対方向から動いてくるので不思議な感じ。
もうすぐ目的地のサンタ・アガータです。
案内標識にあるボローニャはモデナの少し東の街です。
アウトストラーダを下りるとモロに田舎です、うちの近所よりも。
田舎道が続きます。
おーっ、ラウンドアバウトが。
ラウンドアバウトが仮に十字路だとして、直進する場合ナビの音声は
「○○m、roundabout, take the 2nd exsit」
と、教えてくれます。
右折は大抵「1st exsit」
左折は「3rd exsit」
なのですが単純な十字路ではない場合、出口を
「ひとつ目、ふたつ目・・・」
などと子供みたいに数えることになります、慣れていないので。
そうこうしているうちに、見えてきました、ランボルギーニ博物館。
9時半ごろ?にミラノを出てからここまでノン・ストップで2時間半ぐらいのような気がします。