GW5泊6日旅行の3日目の朝。(2022年5月2日)
宿泊したドーミーイン下関の駐車場ではなく、歩いて2,3分の下関港国際ターミナルの駐車場に車を置いていました。
料金はホテルにとめてもこちらでも同じぐらいです。
ドーミーインの駐車場は狭いので、ミニバンや大型セダン・SUVの場合はこちらの駐車場の方が広々していてお勧めです。
私のパナメーラだとドーミーイン下関の駐車場はちょっととめるのが難しいです。
映画「チルソクの夏」でも出て来る、釜山との間を行き来しているフェリーの乗り場。
乗船客以外は柵の向こうには行けませんでした。
GW中ですが平日(月曜日)なので出勤途中の人がいました。
とは言え、「人が少ない」のが印象的です。
萩に行く途中に観光
この日は萩に宿泊予定なので、その途中に車のCMでお馴染みの角島大橋に向かう予定。
その途中にある土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアムに寄る予定にしました。
観光地の事前情報は重要
行こうと思っていた豊田ほたるの里ミュージアムは月曜が休館日なので、この日の予定から外しました。(ひょっとしたらGW中なので開館していたかも)
また、角島の次に寄る予定にしていた、鳥居で有名な元乃隅稲成神社は「連休には車が動けないぐらいに渋滞する」との書き込みを見つけたので今回は断念しました。
元乃隅神社の近くには細い道しかなくう回路も無いので、突っ込んで行って身動きが取れなくなると一人旅にはつらいものがあります。
仕方がないのでパスしましたが、事前に口コミ情報を読んでいなければ痛い目に合うところでした。
外国と違って、日本国内だと何となく事前情報が無くても、危険な目に合ったり痛い目に合うことがないのでゆるーく考えがちですが、スムーズに旅行するためにはやはり下調べは必要だと思います。
以前、弘前の桜祭りに行こうとした時(コロナで中止になった)にも、公式サイトでさえ「本当に駐車場がいっぱいになります」と書いてありました。
それを見ると「ホンマに駐車場が無いんやな」と警戒しましたし、今回行った秋芳洞も口コミ情報を見ていなければ滅茶苦茶歩かされるところ(迷わずタクシーに乗った)でした。
冷却水不足の警告灯が点いた
下関港国際ターミナルの駐車場を出てしばらく走っていると、車検からまだ2か月ぐらいしか経っていないパナメーラに冷却水不足の警告灯が点きました。
ボクスターでも同じことが起きたためポルシェ純正のクーラントを買っていたのですが、さすがに持参はしていません。
窓ガラスが汚れたときに使うための水を積んでいたので、取り敢えずはそれを使うことにしてガソリンを入れるついでに冷却水の補充をすることにしました。
エンジンが冷えないことには冷却水のタンクの蓋を開けるわけにはいかないので、敷地の端に車をとめてしばし待つこと30分。
まだエンジンは温かいのですが、蓋をゆっくり慎重に開けて熱水が噴出してこない事を確認してから水を注ぎ足しました。
ある程度注いだら後は自宅に帰ってから純正のクーラントを入れることにしました。
予定外の時間をロスしてしまいました。
妻と一緒に来ていたら何と言われる事やら。
土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム
角島大橋の南数キロのところで国道191号を少し西に入ると、人っ子ひとりいないのどかな田舎にそのミュージアムはありました。
建物周りを含めて辺りには人影らしきものはありません。
駐車場は枠も無く、自由にとめ放題。お金を払う気配なし。
平日の月曜日とはいえGW中なんですけどね。
天気もいいので滅茶苦茶のどかです。
館内にお客さんはいませんでした。
お客さんがいないからなのか、上映時間ではないからなのか何も映していませんでした。
土井が浜では弥生時代の埋葬跡から300体以上の弥生人骨が装身具や土器と伴に出土したらしい。
その様子がジオラマで表現されています。
アリの巣みたいです。
吉野ヶ里遺跡の資料館にもこんな風な展示があるのを思い出しました。
日本人の人類学的な歴史がわかるようになっています。
面白いのは「身分の高い人は顔が長い(面長)」と書いてあったこと。
イメージ的には弥生系の人たち。
典型的な縄文系の私は身分が低いようです。
個人的には「日本人はどこから来たのか?」だとか「縄文系と弥生系の違い」などの話題が好きなので非常に興味深い展示内容でした。
観光客が誰もいないのが少し残念です。
旅行先で入った資料館や施設が私一人の貸し切り状態になっていることはちょくちょく経験します。
それらの施設は人気観光地ではなく、得てして行政や団体が作った言うなれば「税金垂れ流し館」の匂いがするものであったりします。
でも、見る側はゆっくり気兼ねなく見学できるので好都合ではあります。
本館の外に土井ヶ浜ドーム
ドームは建物の形をしていないので昔の偉い人のお墓(古墳ですね)のような雰囲気です。
こんな感じの古墳はうちの近所(兵庫県)にも数か所あります。
展示物ではないのですが、思わず見入ってしまいました。
入り口。誰もいませんでした。ドアがあると少し入りにくそうな雰囲気。
このドームでは人骨約80体の発掘状況を再現した展示があります。
他のお客さんがいなかったこともあり、向こうの方が薄暗いので勝手にホラーな想像をしてしまいました。
結構リアルに再現されています。
ハムナプトラとかエイリアン・コベナントを思い出してしまいました。
子供にもお勧め
ここは日本で唯一の人類学専門の博物館らしいです。
入館料も500円と高くはないので、角島に行くついでに寄られてもいいと思います。
ビデオ上映を見なかったので、見学の総所要時間は30分でした。
高校生以下は入場無料なので、子供の社会科見学にお勧めの施設です。
ここに到着してから帰るまで、施設の職員の方以外は誰も見かけませんでした。
興味深い施設ではありますが、観光で行くところではないのかも知れません。
個人的には、のどかな雰囲気がすごくよかったと思いました。
都会の喧騒から逃れてきた人は角島などの有名観光地よりいいかも。