シュトゥットガルトから来たアウトバーン8号線を降りてオリンピア・パークの方へしばらく進むと4シリンダーの形をした誰でもわかるBMWのビルが見えます。右のお椀型の建物がBMW・ミュージアムです。
BMWミュージアム
向こうの建物はBMW WELT(BMW WORLD)で、駐車場は向かって右の入口から地下へ下りて行きます。進入口も分かりやすいと思います。
地下の駐車場でバックで駐車しようとしていると、中国人ドライバーが乗ったミニバンに「パッパーっ」と、クラクションを鳴らされました。
後ろを一切見ずにバックしていたので後ろにぶつけそうで危ないと思ったのでしょう。
「CAMERA?(バック・モニターがついているのか?」
「Yes!」
「OK」
どうも、ご親切に。
普段からバックで駐車するときは、自分が入るスペースを目視してからは、基本的に左右のドアミラーとルームミラーのみでバックをします。コーナーセンサーやバックモニターが付いていればそれを見ていますし、特に体を捻って後ろを自分の目で確認すること(最近高齢者がペダルを踏み間違える原因にもなっているようですね)はほとんどありません。その必要性を感じないのです。
ただし、この時は普段と違うハンドル位置なので、妻に先に降りてもらい、感覚的にわかりにくい対角線上のコーナー、すなわち右の後ろ隅を見てもらっていました。
駐車場では中国人の数人の観光グループがいました。クラクションを鳴らしてくれたドライバーはその送迎に来ているようでした。このお礼の機会は後ほどすぐにやって来ます。
駐車場からエレベーターで上がってくるとBMW WELTの1Fに出てきます。ここはショールームで、自分が買った車を引き取りに来たりするようです。
ポルシェやメルセデスには無かったバイクも多い。
観光客は左手に見える2Fには上がれません。
顧客専用のようです。
右手の通路から外へ出てミュージアムへの連絡通路へ出ます。
道路の向こう側に連絡協を渡り、右手に見えるお椀に向かいます。中国人の観光客が結構います。シュトゥットガルトではまったく見かけませんでした。
チケット売り場で妻の背負っていたバッグをロッカーに預けるように言われました。
写真左上がロッカーになっていて、荷物を入れてから扉の内面にある硬貨投入口に1ユーロ硬貨を入れて鍵を閉めるようになっています。
中国人カップルが使い方が分からないようだったので
「等一下(ちょっと待って)」と投入口を指差すと2ユーロ硬貨は持っているが1ユーロ硬貨が無い様子。
両替してあげると
「Thank you」
「不客气(どういたしまして)」
先ほどの駐車場の件もあるのですが、数年前に上海の白タクにボラれて腹が立って以来、中国人に仕返しをするために、「中国人には親切にしてやる」と心に誓ったのです。我々日本人との素養の違いを見せることで仕返しすることにしました。くだらないプライドと言えばそれまでですが、とにかくそうすることにしたのです。
模型に見えますが実車です。
必ずブログに・レポートに写真が使われるこの展示
3シリーズの変遷
これ以降のものは向かいのBMW WELTで見てください、ということかな?
ロードスターたち
クレイ(粘土)モデル。車のデザインを実物大で確認するもの。
ほら、粘土でしょ
ミサイルがボディサイドから発射されます(映画では)
ここで妻が一番気に入ったのがこのイセッタ。お土産にもミニチュアカーを2つ、スケール違いで買っていました。
NHKの「旅するイタリア語」でジョルジェット・ジュジャーロが取り上げられた回があったのですが、彼のデザインオフィスにあったのがこの車、BMW M1。
サッと見るのなら1時間ぐらいで見て回れます。
今回の旅行は
1.ランボルギーニ・ミュージアム
2.エンツォ・フェラーリ・ミュージアム
3.フェラーリ・ミュージアム
4.ポルシェ・ミュージアム
5.メルセデス博物館
6.BMW博物館
と、6館巡って来ました。特に車に興味の無い妻には苦行でした。
ここまで付き合ってくれて本当にありがとう。
ここまでレンタカーで来たのですが、この後給油をして車を返却します。