ドイツ レンタカー・車

ドイツ・ミュンヘンでレンタカーを借りる、アウトバーンを走りたい

ミュンヘン中央駅界隈でレンタカーを借りる

8:30ごろコートヤード・バイ・マリオットをチェックアウト。

フロントで
「レンタカーを借りて戻ってくるのですが、妻と荷物をロビーに残して行きます。ホテルの前に車を停めてピックアップすることは出来ますか?」
「玄関前に15分までは駐車できますよ」とのこと。

レンタカーは日本でエクスペディアのサイトからEuropcarの予約をしています。

ミュンヘン駅の中にもオフィスがあるようなのですが、今回は借りる車の関係で、ミュンヘン駅北側にある24h営業のオフィスで借ります。

ミュンヘン中央駅南側。ドイツのタクシーはメルセデス・ベンツのEクラス、というイメージがあったのですが、結構トヨタ車もいますね。

日本でもプリウスのタクシーはよく見かけますが、知り合いのタクシー会社の社長さん曰く、「後部座席のルーフラインのせいでお客さんが乗り降りしにくい」とのこと。
ドイツ人は背が高いので、なおさらのように思うのですが、使われていますね。

朝の構内。木曜日の朝なので通勤風景の様子です。

ドイツ人って薄着のイメージですが結構着込んでますね。気温は10℃ぐらいなんですけど、私の方が薄着なのでそう思うのかな?
右にお店がたくさん入っていて、左には列車が見えます。
そう、改札が無いので列車までこんなに近いんです。

昨日バスが到着した、駅の北側。ミニバンのタクシーも見えますね。左奥の青い車はPOLIZEIとボディに書いてあります。

Europcar Rental  GmbHは24時間営業

ちょっと見えにくいですが、グリーンの看板がオフィスです。

オフィス内。先客が3組で店員は一人。店員はすぐにもう一人来ました。24時間営業なのでバラバラ出勤してきて、バラバラ帰るのかな?

すぐ前のアフリカ系と思しき客にちょっと手間取っていましたが、すぐに順番はまわって来ました。

日本から予約している旨、スマホにあるメールを見せて
「どこまで行くのか?」
「車は日産カシュカイ(日本名エクストレイル)だ」とか言われました。
予約したときはVWパサート又は同等クラスだったので
「SUVは嫌なので他のはないですか?」と訊くと
「下のクラスになるがシトロエンD4カクタスがある」らしい。

SUVが嫌なのはアウトバーンで200Km/h超で走りたいからです。
それもMT指定です。
エクストレイルでそんなスピードは出したくないし、出るはずもない。
D4カクタスは小さいしなぁ。
しかもフランス車ってエンジンパワーがないし、サスもイタリアで借りたルノー・メガーヌでその柔らかさにビックリしたしなぁ。
ポロやゴルフをはずしてパサート(同等クラス)にした意味がないしなぁ。
(その上のメルセデスのEクラスになると少々お高い)

ドイツではドイツ車に乗りたいんですけどねぇ。
日産カシュカイ(日本名エクストレイル)でOKしました。
羽田で一度借りたことがあり、乗りやすい車であることはよく知っています。

「ここから近いガソリンスタンドはどこにありますか?」
「高速を降りたらそこらじゅうにあるよ」

この辺りがイタリアでもそうですが日本に比べて不親切なところ。
日本では必ず近くのガソリンスタンドの所在地地図を渡されます。

レンタカーが借りられない?Europcarの受付でカード・トラブル

クレジット・カード(VISA)でデポジットを払うべくカードを端末に差し込んでPINコードを入力し、表示に従ってカードを抜きました。

すると店員が自分のデスクのパソコンだか端末機械だかを見ながら
「(your card) doesn't work.」

えっ、どういうこと?

もう一回カードを入れ直してみても
「(your card) doesn't work.」

カードをMASTER CARDに替えて見せると店員が
「これこれ!」と。
で、同様の手順を踏んでも店員がゼスチャーで「ダメ」のアクション。

さすればとJCBカードでも試させてくれ、とやってみてもやっぱり「ダメ」のゼスチャーで「(your card) doesn't work.」

なんで?どうして?

昨日までに買い物をそこそこしたり、レンタカーを借りたりしたけど、限度額まで使っているはずはないと思う。

「どうすればいいのか?」と訊くと
「ホテルからあなたの銀行に電話だね」

マズーいっ!!

これは困った!!

I'll be back.
一旦ホテルに戻ってどうするか考えないとマ・ズ・イ。

帰りながらラインで妻に
「レンタカーが借りれない」と連絡を入れ、あれやこれやと原因を考えながら帰りました。

妻にはホテルのロビーであらかじめホテルのWi-Fiにスマホを繋がせておいて、自分はモバイルのルーターを持って出ていたので連絡は取れるようになっています。

ホテルでは妻が辛抱強く待っていました。

というもの、彼女は私同様トイレが近いのでトイレに行きたいに違いないのですが荷物があるので行きたくても行けなかったはずです。

「レンタカーがカードが通らないせいで借りれていない」旨を妻に話し、原因と対策を考えます。

ひょっとしたらミラノで借りたレンタカーのデポジットが高額でまだ解除されておらず、いろいろ買った分や日本での支払予定分も含めて限度額を超えてしまっているのではないか?だとすればカード会社に電話して確かめるしかない。

なので、ホテルのフロントスタッフに
「先ほどすでにチェックアウトしたのだけれど、国際電話を掛けたい。もちろんお金は支払います」と頼むと、どこかへ電話してそのことを訪ねている様子。

で、「出来ません」。

困る!!

スマホから海外ローミングで電話すると何万円も請求が来た、という話をネットで見たことがあります。

マズい、マズいマズーい!

我々夫婦には成人している息子一人、娘二人がいます。
ライン電話してカードの裏に書いてあるカスタマーサービスに電話してもらうことにします。

息子に電話。
コール10回で出ません。

娘その1に電話。
コール10回で出ません。

さすれば娘その2

出ませーン!!

マズい、マズいマズーい!

頭の中でいろいろ考えてみます。
シュトゥットガルトへ行く予定なのですが、シュトゥットガルトへは行かずにこのままミュンヘンに留まるか?
でも、シュトゥットガルトのホテル代は前払いしているし、なおかつもう1泊分ミュンヘンで掛かる。

丁度中央駅の近くにいるし、電車でシュトゥットガルトへ行くか?
調べてみると2時間ちょっとで行けます。

でも、どちらにしても自分のバケットリストに入っているうちの一つ「アウトバーンをドライブする」ことは持ち越しになり、またドイツに来たくなると何十万円もかかります。

単に一回レンタカーが借りれないだけの問題ではないんです。

自慢じゃないけどこちとらクルマ馬鹿なんです。

すごく憂鬱になって来ました。

と、そこへ娘その1(長女ですね)からライン電話が!
長女に事情を説明します。

長女は東京で証券会社に勤めているのですがボーっとしてのんきな子なので、ゆっくりポイントを押さえながら,
「これこれで困っているからその旨カード会社に電話して対応を聞いて欲しい」と電話番号を書き取らせ電話してもらいました。
折り返しの電話を待っている間も列車の時刻を調べたりしていました。

娘から程なくして電話が。
「お父さん、カード会社の人からお父さんの携帯に電話が掛かってくるから」
おおっ、そんなことカード会社はしてくれるのかい!

程なくして、
「もしもし、○○さまの携帯でしょうか?こちらは三菱UFJニコス・DCゴールドカードデスクの△△と申します。○○さまのお嬢様から○○さまがお困りとのお話なのですが」

そうです、すんごく困っているんです。(あくまで私だけ困っているんですけど)

「ホテルの電話からこちらに掛けていただくことが可能でしょうか?着信払いでこちらで料金をお持ちしますので」

「いえ、先ほど断られました。海外ローミングだと着信でも数万円掛かる、という話を聞いたことがあるんですが」
「そうなんです」
「いいです。このままでお願いします。ひょっとして、一昨日利用したレンタカー会社が数十万円デポジットで押さえていたりして、限度額がいっぱいになっているんでしょうか?」
「そんなはずは無いと思います。○○さまの限度額が現在△△△万円なのですが、△△△万円の余裕がまだあり、レンタカー会社のデポジットが何十万円かわかりませんがそのぐらいでは枠いっぱいにはならないと思います。それから、今日、同じ金額で当方に2回請求があります。」

きっとさっき2回カードを通した金額だ!

「ちょっとお待ちください。承認番号をお伝えしますのでメモをお願いします。」
「金額は××円で承認番号はこれこれとこれこれです。」

請求は通ってるじゃないか!

なんだこれ?

「ありがとうございました。助かりました。レンタカーのオフィスに行って確認します。もし、まだ何かあるようでしたら連絡したいのですがお名前をお願いします。」

「いえ、○○と申しますが私はもうすぐ退社しますので5時になると別の者が対応いたします。」
「そうですか、ありがとうございました。」

三菱UFJニコス・DCゴールドカードデスクの対応、ものすごくイイ!

時計を見ると午前11時前です。欧州中央時間は現在夏時間なので日本とは6時間の時差があります。あと5分ほどで日本では5時ですね。

この時点でレンタカーのオフィスに行ってから2時間経っています。

レンタカーが借りられた!

再びオフィスに行くと先客が一人で私がカードで手続きに手間取っていた時にもう一人いた店員が一人いるのみ。

先客が終わってスタッフ(おにいさん)に話しかけるや否やそのスタッフが
「私は知らない。先ほどの店員と話をしてくれ。」

先ほどの我々のやり取りは見てたんですね。

「では、先ほどの店員はいつ戻ってくるのか?」
「明日だ」

はーっ?なんだこの対応。
ここは日本ではないことは分かってはいるがそれはないんじゃない?
ドイツ人ってもっときっちりした人たちじゃないの?(だからなのか?)

こっちは個人に借りようとしているのではなくあなたがお勤めになっている会社から車を借りることになっているんですけど。

これって中国人によくやられる対応じゃん!

「先ほどカード会社に電話して、ここから請求が2回来ていることを確認した。承認番号はこれとこれだ」とメモを見せました。

承認番号の英語訳はconfirmation number です。
先ほどホテルでネットで調べて覚えてきました。

パソコンで調べている様子です。で、席を離れて車のキーを出して来ました。

(ヤッターっ!!借りれる!!)

車のキーと駐車場を出る際に機械に入れるトークンを1枚渡されました。
「車はそこを出て隣のビルのU3(地下3階)へ行けばある」

知ってる。さっきの客にもそう言っていたから。
で、いったん出て行った客が場所が分からずにもう一度戻って来て場所を聞き直していたことも。

「車はトヨタ・アベンシス・ワゴンでガソリン車だ」

いい、この際パッとしないトヨタ車で。(トヨタ車に乗っている人、すみません)
いい、ドイツ車でなくても。
わざわざドイツまで来たのに日本車でも。
もう疲れたから使いやすい日本車なら上等。

「それから、別のカード(JCBとmastarcard)でも請求をしているはず。カードナンバーを控えて請求を取り消してくれ」と、カードナンバーを控えてもらいました。

後日、2枚目、3枚目に使ったカード明細にはこのEuropcarからの請求はありませんでした。仕事はちゃんとしてくれたようです。

妻に「車が借りられたので車が着いたらすぐ出られるように用意しておいて欲しい」旨ラインで連絡をいれました。

モバイルルーター借りておいて良かった!

次回も借りることにしようっと。

貸出車は地下3階にある

この地下に車は置いてあります。

途中、埃だらけのこんな車が。ポルシェ924GTなのでは。

表示に従って歩いて行きます。

へぇ、ドイツ人もアメ車に乗るんだ。

U3に行くと結構広くて車がどこにあるのか分かりません。
現行のアベンシスがどんな顔しているかも実は知りません。
1代目のアベンシスには友人によく乗せてもらっていたので、知らない仲?でもないし。最近のはきっとブサイクな顔のはずだとは思うんですけど。(トヨタ車に乗っている人、すみません)

返却された車を清掃していたEuropcarの関係者らしき人に尋ねてみます。

「すみません、アベンシスを探しているんですけど」

キーを渡すとそこら辺に向けていろいろスイッチを押しています。映画でよく見るシーンですね。「キュイッ、キュイッ」っと、ウィンカーが点滅する車がありました。

ありました。アベンシス・ワゴン。思った通りブサイク(トヨタ車に乗っている人、すみません)m〇m
右のはカクタスC4かな?

リバース・ギアもシフト・ノブの下のパーツを引っ張って入れるタイプです。

知ってるよ、このパターン。バックは出来るな。

インパネは最近のデザインですけど、スイッチ類は紛れもなく見慣れたトヨタ車です。

日本では何回かトヨタ車をレンタカーで借りましたし、先月まで、古女房のようにお気に入りだったプログレに10年乗っていましたから。

プログレもブサ可愛い顔をしていましたよ。操作系の文法はトヨタ流であるはず。(実際には違う点が結構あるようですが)

カーナビの音声は英語でお願いします

走り出してワンフロア上がったときに、ナビがドイツ語で喋っていることに気づきました。

U3に引き返して店員らしき人に
「すみません、ナビの音声を英語に切り替えて欲しいんですけど」
「OK.で、行く先は?」
「シュトゥットガルト、のメルセデス博物館」
「で、STREETは?」(出た!STREET!)
「分かりません」
「住所は自分で入れて。ネットにあるだろ?」
割と親切ですね。移民の方のようですけど。

住所に関してはSTREETまでを入れると、有名どころは候補としてすぐ上がって来ます。番地が5桁ぐらいあるのですが日本ではそんなに桁が無いので不思議な感じ。

出口で先ほど出庫用にもらったトークンを機械に入れようとするのですが、結構な急坂になっていて、私の腕も残念ながらドイツ人ほど長くはない(というか日本人にしても短い)ので苦行です。

マニュアル車なので1速ギアで「グヮーン」とでっかい音を立てて半クラッチで止まっていないと後ろにずり落ちそうです。
ニュートラルに入れてサイドブレーキを引いて、がセオリーでしょうがサイドブレーキがレバーではないので自動車学校で習うようなやり方(坂道発進)が出来ません。そもそも横着して出ようとしていますし。

ホテルの前に行くと路駐している車でいっぱいで、車を寄せるスペースがありません。

中を見ても妻はあっちを向いています。

あのね。

ちょっとは考えといてね。(感謝は常日頃からしています。いつもありがとうございます。)

二重駐車は出来ないので文字通り1週目1回PASSです。もう一回りして再度アプローチするしかありません。

信号で停まる度にラインで少しづつ妻にメッセージを送ります。
「西隣の駐車場に入れるから」
「西?」
NEVER MIND.

女性が方角に疎いのと、そもそも妻にはそんなことを伝えても理解してもらえないのは知っています。でも普段からこういう表現を常に使って伝えることでコミュニケーションの質が少し上がるのでは、と思うのです。

ホテルの西隣にホテルの駐車場があるのですが、間違えてさらにその隣の駐車場に入ってしまいました。

入るとなんか空いているんです、この駐車場。

前の道が路駐で満車なのに比べて。ひょっとしたら一般には解放されていない何かの施設の駐車場なのかな?と不安です。

たまたま中を通りかかった若者に訊いてみます。
「Do you speak English?」
「a little bit」
いつでも1時間3ユーロでとめられるとのこと。
全然リトル ビットじゃないやん、ドイツ人。

車に荷物と妻を積んで(乗せて)ようやく出発です。
目的地をメルセデス博物館に設定。
二百数十キロの道程なのでとばせばノンストップで2時間。
まあ、所要時間3時間ぐらいでしょう。

長文読んでいただいてありがとうございます。
ここまで全文で6545文字です。

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