マラネロへ、フェラーリ・ミュージアムへ
マラネロのプラネット・ホテルはフェラーリ・ショップ隣接でフェラーリ・ミュージアムまで歩いて4分!
午後2時半ごろにエンツォ・フェラーリ博物館を出たので、とりあえず本日宿泊予定のマラネロにあるプラネット・ホテルに向かうことにします。チェックインは3時からのホテルが多いので、マラネロまで30分ぐらいかかるとすれば丁度チェックインできる時間になるはずです。
マラネロまでは田舎道です。
イタリアに限らず、田舎の道は走りやすい。
前の車について行くだけだし、信号もあまりないので。
ヨーロッパの場合、田舎道の交差点はラウンド・アバウトですもんね。
この日のプラネット・ホテルは「どうせミラノから離れて1泊するのならとことんフェラーリに浸りたい」ということで選んでいます。
マラネロにはもう一軒マラネロ・ビレッジというフェラーリどっぷりのホテルがあるのですが、このフェラーリ・フェラーリした界隈から少し離れています。
後ろの建物がプラネット・ホテル
ホテルに隣接してフェラーリショップ
向かいはフェラーリ本社工場
ホテル前の駐車場。奥の建物はスクーデリア・フェラーリ。F-1のファクトリーでした。
(後から知りました)
ここは満車で駐車できる場所も、少し寄せて停車するスペースもありません。地下駐車場へ入ると思しきスロープがあるのですが、入口のゲートは閉まっています。
フロントへ行って駐車場の場所を訊きたいのですが、英語に自信のない妻が訊きに行くことを頑なに拒みます。ずいぶん前から英語サークル通ってるんですがねぇ。
仕方がないので後続車が来たら動かさなければならない動線上に車を停めて自分でフロントへ。
ホテル入り口、ですよね?なんか暗いです。左はカフェのようです。
暗いんですけど。
フロントにはレセプショニストの20代と思われる綺麗なおねえさんが一人だけ。
客も誰もいません。
「あのー、今日予約しているものです。車で来ているんですが空いたスペースが無いんですけど」
「スロープを下るとゲートがあります。3分間開けるのでそこから下まで行ってください」とのこと。
そのスロープから先ほど車が上がってくるのを見たのですが、「この幅ですれ違えるの?」と思うほど狭い。せ・ま・い。
レンタカーなのでこすったら困るんですけど。
しかもスロープを下るとシャッターが閉まってますけど。
さっきから3分も経っていないんですけど。
さすがにここからフロントにもう一回私が行くのは、他の車が来た時に邪魔なので妻に
「フロントに行って、’Would you open the gate again?'と言ってきて」と頼んで行ってもらい、程なくして駐車することが出来ました。
駐車場は暗くて狭い。まだここは上がグレーチングで光が入ってくるので明るい場所。
メガーヌのサイズは
4410×1875×1435(mm)(全長×全幅×全高)
幅はともかく、この全長でこのはみ出し具合。
Fセグメント(全長5m越えのセダン)の車を停めると他の車が通れないかも。
まあ、そのクラスの車に乗ってる人は上の駐車場にとめるでしょうけど。
映画だとこういう奥の薄暗いところでよく殺人が起きてます。
ホテルは古いのですが、まあ許容範囲ですし最初からわかっていますし。
広さは25平米ほどでしょう。不潔な感じはしません。
ここにもありますね、ビデ。
このホテル、バスタブ付の部屋ががないんです。
いつもバスタブ必須でホテルを選ぶんですけどね。
ドライヤーが浴室にあると髪を乾かしにくいのがちょっと不満です。もちろんコンディショナーはありません。水回りは清潔です。
窓からはフェラーリ本社工場が目の前に見えます。この時間(午後4時ごろ?)社員の往来はありませんでした。
隣は有名なレストラン、リストランテ・カバリーノ。角部屋なので2面採光です。
フェラーリ・ミュージアムへは歩いて4分
フェラーリ・ミュージアムの閉館時間がこの時期は19:00なので、明日に予定していたのを変更して今から行くことにします。
この日は小雨でしかも夕方なので気温は10度あるかないか。向こうにミュージアムが見えています。
すぐ東にはこんな店が。奥の「PUSH START」はテスト・ドライブの店らしく数台のフェラーリが。
F355がとまっているこの店はミニチュア・カーショップ。
帰りに寄ったんですがめちゃくちゃ楽しい店です、私にとっては。
自分はオート・モデラーでかつコレクターですから。
1/18の商品の中には日本の半額ほどのものがたくさんありました。
残念ながら、すでにキャリー・バッグに余裕がないので持って帰れません。
欲しいものだらけだったのに!
フェラーリ・ミュージアム
やっと来たよ!フェラーリ・ミュージアムのエントランス。
シャトルバス。
駐車場は後から無料だと知りました。
駐車場で911ナロー発見。しかもタルガ。
中から外を見た様子。
チケットはエンツォ・フェラーリ博物館で買ったのでそのまま中へ。
人がかたまっているのはグループ客がいて説明を受けているから
この女性が説明役。機関銃のようなイタリア語での説明です。
もう「トロロロロロロロロロっ!」って感じです。
高校生ぐらいの終段です。社会科か何かの課外授業でしょうね。
きっと興味が無い人もいるでしょうに、フェラーリなんて。
Dino 。今では数千万円の夢の恋人。
BBみたい。
フェラーリF-1の歴代マシンたち。1949年以前のものはアルファ・ロメオです。
1/43の模型たち。
歴代のチャンピオンたち。
プロストはマクラーレンでタイトルを取ってから移ってきたのでいません。
最新はキミ・ライコネン。
ブログに写真を載せている人は必ず挙げている写真。
時々入れ替えていますね。
シューマッハーのF310
エントランスの反対側はカフェ。アルコールは無さそうでした。
入口兼出口。右は受付。来た時にも人は並んでいませんでした。
団体客が来ないような時間帯だからでしょうね。
フェラーリ・ミュージアムの周辺にはフェラーリの運転ができるテストドライブの店が!
西隣。
歩いていると移民らしき人たちから
「niihao ,TEST DRIVE?」と、声が掛かります。
「いくら?」
「80 euro」
に、保険とか上乗せかな?
それに「俺たち中国人じゃないよ」
なんかね、うさんくさいんですよ、移民と思しき人たち。
私は決してRACISTではないんですけれども。
本能的に危険を感じるんです。
東隣
歩いている人がほとんどいないんで、お客さんも少ないんでしょうね。
だって、フェラーリのテスト・ドライブしている人もまーったく見かけませんでした。
日本ではGWの最中ですが、こちらはただの月曜日ですし。
エンツォ・フェラーリ・ミュージアムでもここでも日本人は一人も見かけませんでした。
フェラーリは一度も自分で運転したことが無いし、80ユーロポッキリだと高くはないのでぜひ運転はしてみたいのですが、ここまで左ハンドルのメガーヌを運転してきて分かったのは、「自分にとっては左ハンドルは決してFUN TO DRIVE ではない」ということ。
よくヤフーの知恵袋なんかで
「左ハンドルは慣れます」
「本国では左ハンドルで設計しているので右ハンドルはポジションに無理がある」
などと、書かれていますが、自分には
「向いていない。運転できなくはないが、人間工学的な無理を感じてしまう」
のが、今回の結論です。
右手でシフト操作すること(近年のフェラーリはMTではないですが)や左手片手でステアリング操作することは、まるで右利きの自分がいくらあこがれとはいえポール・マッカートニーのバイオリンベースを弾くような感じに思えます。
ここに来る前は
「テストドライブで乗ってみようかな?」と、なんとなく思っていましたが、
楽しい体験にはならない事が分かったのでお誘いは迷うことなくお断りしました。
ここにもテスト・ドライブの店が
客と客引きの区別がつかない
この時はテストドライブしませんでしたが、今ならするかな。
1回ぐらいはフェラーリに乗りたいですもんね。
この後、ホテルに帰って食事に出かけました。
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