ホテル・キリナーレでの朝食。
ホテル自体はクラシカルなのですが、中庭を望むレストランはリノベーションされていてモダンできれいな感じ。
当然エスプレッソもありました。
ヴァチカン美術館
左の実線で囲まれ部分が世界最小の国「ヴァチカン市国」。
ここにあるヴァチカン美術館を観に行きます。
ホテルからは、地下鉄でRepubblica駅からOttaviano駅まで行き、そこから歩いて向かいます。
この日は今回のヨーロッパ旅行7日目にして初めての雨。駅から歩いていると、ブロックの角ごとに立っている、IDカードらしきものを首からぶら下げた人たちが私たちに声を掛けてきます。
「チケットを持っていますか?」
「持っています」
「なら、向こうの入り口に行って下さい」
このやり取りが何回かありました。
東面の壁から西面の壁にかけて数百メートルはあろうかという長い行列。
事前にネットで買ったチケットを持っていると、この長蛇の列の先頭に行けます。
逆に考えると、なぜチケットを事前に買っておかないのか不思議です。
行列が苦ではないのか?それとも行きあたりばったりでも気にならないのか?
チケット事前購入者用の列。サクサクっと進んで入れます。
美術館・博物館を意味する「MUSEI(複数形かな?」(英語でmusium)の「U」が「V」になっているのが面白い。
「W」が「ダブル・ユー」なのはこういうことなんですね。
美術館内には近代美術館のような有名な絵は無い
壁画や絵画は古いものばかりで、宗教的な意味合いを感じさせる物ばかりです。
個人的には「ふーん」な感じであまり興味が湧きませんでした。
娘のお気に入りは多分これ。変てこりん好きなので。
彫刻像が沢山あるのですが、ことごとくチン○○の部分が折られていました。^^
私たちは家族間隠語としてこれを「ダビデが無い」^^と表現することにしました。(バカ)
余談ですが、土産物屋さんではダビデの方だけ売られています。^^
システィーナ礼拝堂は撮影禁止
有名なコンクラーベが行われるシスティーナ礼拝堂では写真が撮れないので、入場者は長椅子に座り天井や壁を眺めていました。
ちなみにこれは鳴門市の大塚国際美術館の物。入館してすぐ見られます。
ヴァチカン美術館はシスティーナ礼拝堂にどのぐらい滞在するかで所要時間が変わりますが、2時間ぐらいで見終えるのではないでしょうか。
サンピエトロ広場には別の大行列
サンピエトロ広場に入るには別料金の模様。しかもとんでもない行列。
そこいら辺にはダフ屋と思しき人たちがいて、「行列をショートカットするチケットは要らないか?」と営業を掛けてきます。
なんだそのチケット?
特にカトリック教徒でもないので、断りました。
滞在時間がもう残り少ないので、ここばかりに時間を掛けてもいられません。
ヨーロッパ旅行中、美術館をいくつか見たりいろいろな古めの建物を見て感じたのは、とにかく「キリスト教文化に根差したものが多い」ということ。
全体的にヨーロッパでは、国は違えど根底にあるものは同じ感じがするので逆に言えば飽きてきます。
「だいたいこんな感じなんやね」と。
あくまで個人的な感想です。
ですので、日本に来た観光客が寺や神社ばかりに連れて行かれると、
「仏教ってこんな感じなんやね」と飽きてしまうかもしれません。
この後は歩いて行ける観光地をハシゴしました。